1969-10-09 第61回国会 衆議院 社会労働委員会 第41号
○上田説明員 お答えいたします。 われわれといたしましては、いまおっしゃったように、とにかく公務員に対して給料を払って仕事をしてもらう以上、ある程度しっかりやっていただかなければならぬことになるわけですが、人権問題といたしましては、なぜそんなことを郵政省がしたかということが非常に重要な問題になってくると思います。仕事もろくろくできぬようなところへなぜ配置したか、そういう事情といいますか、背景といいますか
○上田説明員 お答えいたします。 われわれといたしましては、いまおっしゃったように、とにかく公務員に対して給料を払って仕事をしてもらう以上、ある程度しっかりやっていただかなければならぬことになるわけですが、人権問題といたしましては、なぜそんなことを郵政省がしたかということが非常に重要な問題になってくると思います。仕事もろくろくできぬようなところへなぜ配置したか、そういう事情といいますか、背景といいますか
○上田説明員 いま御質問の程度で、親指がないということが内勤でやると非常に不自由だ、その不自由さが問題になってくるのだろうと思います。その不自由で事実上全く仕事ができないというような状態なのか、若干人よりもおくれるという程度なのか、そこらあたりの問題をよく調査しないと何とも申し上げかねるので、能率がそれで下がるという程度なのか、仕事ができないという程度なのか、そこらあたりが人権としては非常に問題になってくるのではないかというふうに
○上田説明員 私のほうは実情を十分に調査しないと一がいに申し上げかねるのでありますが、事実を調査した上、おっしゃるように人権の問題があるというふうに認定いたしましたときには、それ相当の処理をいたしたいと存じております。
○上田説明員 当該具体事件については調査いたしておりませんので、何とも申し上げかねますが、いま先生がおっしゃった限度で回答申し上げますと、この健康状態に関しては、おっしゃるとおり、医師の判断に従うべきであるというふうに考えます。
○上田説明員 お説ごもっともだと思いますけれども、人権の問題につきましては、人権を侵害した、あるいはされたというほうの名誉の問題もございますので、どうしても慎重になりがちでございます。 それからもう一つは、私のほうは郵政省に対して決して遠慮はしておりません。遠慮しておりますと、どうしたって仕事ができませんので、そういうことはございません。一切遠慮せずに、自分独自の見解で発表するように従来からもやっておりますし
○上田説明員 お答えいたします。 本件については、全逓博多支部長から福岡法務局に申し立てがあって、現在同局において調査検討中であるという報告がございました。なお、いままでやりました調査では、博多郵便局長、次長、庶務課長の三名について事情聴取したのであります。なお先ほどから問題になっております労働協約及びその運用について一体どうなのかということは、一生懸命研究しているという段階でございます。で、われわれといたしましては
○上田説明員 お尋ねの件につきましては、あれからすぐに岡山地方法務局に対して調査を命じましたところ、岡山県の新見市及びその周辺地区にスモン病の方が多いようであります。この周辺について、村八分的な人権侵犯問題が発生していないかどうかということをつぶさに調査いたしましたところ、岡山県新見市及びその周辺においては、そういう事実は認められないという報告に接しております。しかし、もし他の地域において御指摘のような
○政府委員(上田明信君) 私のほうで使える予算は、ちょっと正確な数字はわかりませんけれども、大体法律扶助は、これはトンネル予算と申しまして、法律扶助協会への補助金でございますが、これを除きますと八、九千万円ぐらいの予算だと思います。人員は、法務局の総定員が百六十二名、それから本省の定員が十六名、こういうふうな人員でございます。先生おっしゃるとおり、かなり窮屈な人員、予算になっております。
○政府委員(上田明信君) 現地の問題もございますが、われわれといたしましては、そういうようなことを言って、現地へできるだけ早く処理するよう努力するように指示したいと考えております。
○政府委員(上田明信君) まず、日本原子力研究所東海研究所の職員及びその家族に関する件でございますが、これにつきましては、東京法務局におきまして目下調査中でありまして、仰せのとおり、相当日時もたっておりますが、それから申し上げますと、何ぶんたくさんの人を取り調べたり、まだ若干残っておるようなありさまであります。大体いままでに調べましたところによりますと、その署名しました職員、家族が大体三百余名でございます
○上田(明)政府委員 お尋ねの鹿児島県のいわゆるオレンジ学園における児童に対する虐待事件に対しましては、鹿児島地方法務局から、あらまし情報の収集をやっておったわけでございます。そしてこれは立件調査したいという報告が私のほうに参りました。だから、先生がお尋ねになったころはまだ立件調査してなかったかもしれませんが、私のほうは直ちに立件調査するように掲示いたしました。これが十七日のことでございます。六月二十七日
○上田(明)政府委員 私の所管外でございますが、最近は、医師の責任を民事上追及されて、国側が負けるという事件がわりに多かったような記憶がございます。それだけでございます。
○上田(明)政府委員 いま申し上げましたような事情で、申し立てがありましたら、直ちにその申し立ての事態を会社側だけで事を処理するということは、私のほうではやっておりません。それに関連する事件は一応調査して、しかも第一、人権侵害があったかどうかという問題が、まず一つあります。それから人権侵害だとかりにいたしますれば、あとどうするか、ちょうど刑事でいえば量刑の問題になるわけでありますが、それはどれに該当
○上田(明)政府委員 この事件が津地方法務局から私のほうに報告されましたのは、四月三十日でございます。そしてそれ以後ずっと現地で調査して、それ以前——おそらく報告以前から調査していたと思います。それでもう三カ月たつというお話でございますが、この事件は、四月七日に発電所に出入りする寺沢廸夫外一名から津地方法務局四日市支局に対して申告があったので、同支局において調査を続けておる。しかし、これは重大な問題
○上田(明)政府委員 お答えいたします。このスモン病の実態につきましては、いま先生がお話しになりましたように、非常に悲惨な状態であるということのようでございます。これはいまおっしゃいましたように、純粋の意味の村八分じゃないらしく見えるのでございます。御承知のように、村八分と申しますのは、謀議があるとか、あるいはそれに準ずるような状態がある。ただ病人だから私はあの人とつき合わないというのは、やむを得ない
○上田(明)政府委員 お尋ねの件につきましては、本年五月八日、精神薄弱児童の収容施設中央学院の院長が、職業訓練の名目で収容児童を強制的に働かせ、あるいはこれに暴行を加えるなどの酷使、虐待をしているという旨の新聞記事がございましたので、直ちに調査を進めなければいかぬ、こう思っておりましたところ、その翌日、東京本局に対して中央学院の元職員であった二名の女性が、あの新聞記事はほんとうだ、事実を調査してくれというので
○政府委員(上田明信君) 突然こう言われましたので、いま日本国有鉄道法の三条、九条、十三条を見た感じでは、ただここで問題になるのは、おそらく警備活動に関連して問題になるのは、一条の「公共の福祉を増進することを目的として、」というのがある。三条がこれを受けているというようなことぐらいを根拠にされているんじゃなかろうかなというぼんやりした方え方で、もう少し厳格な意味では検討する時間を与えていただきたいと
○政府委員(上田明信君) 仰せのとおりに、法務局に至急指示いたしまして、本件について詳細に調査をするようにというふうに命じまして、その上で結論を出したいと思います。
○政府委員(上田明信君) 職権のことで、実は鉄道営業法自体をちょっといま見ているわけでございますが、事実関係とあわせて法律関係その他については十分調査をした上でお答えをしたいというように考えます。事柄が重大でございますので、まず事実関係を固め、その上で法律関係を同時に検討したい、こういうように考えております。
○上田(明)政府委員 基本的人権にもいろいろございますが、少なくとも人身に関する限りは、問題なく、外国人たると日本人たるとを問わず、日本国憲法が適用ありと解釈しております。
○上田(明)政府委員 本件は、御承知のとおり、東京地方裁判所に対しまして、人身保護法に基づきまして、救済の請求が現在出されておるようでございます。そこで、われわれといたしましては、一般に裁判が現に係属している事件については、調査をいたさないことにしております。その理由は、裁判の係属中に行政官庁がとやかく中へ入りますと、一歩間違いますと、裁判干渉であるという批判を受けるおそれが十分にございますので、控
○政府委員(上田明信君) ただいま若干おしかりを受けたような気もするのでございますが、われわれといたしましては、決してこの事件を逃げ腰、へっぴり腰でやっておるという意味でございません。ただ、裁判所に係属しておる事件につきまして、行政庁の人権擁護局が乗り出しますと、裁判の侵害になる、つまり司法権に対する侵害だと言われるのを非常におそれるわけでございます。何だ、もうすでに裁判所でやっておるのに、おまえのような
○政府委員(上田明信君) 本件の事実関係につきましては、私自身は新聞以上のことは存じません。いま亀田先生から入管局長にいろいろ質問されておったのを聞いて、大体アウトラインがわかってきたわけでございますが、本件は現に東京地裁に対して人身保護法に基づきましてすでに救済を求めておるという関係でございます。私のほうは、御承知のように、強制力はございません。裁判所のようないわゆる強権力というものはございませんので
○上田(明)政府委員 この勧告書が学校へ参りましたのは四月十八日でございますので、私どもとしては、現段階におきましては、学校がどういう措置をとるか、あるいはそれぞれの監督官庁がどういう措置をとるか、見守っておる段階でございまして、その上でまたなお検討してみたいと思っております。
○上田(明)政府委員 お答えいたします。これにつきましては、直接の任免権を有する都知事に、参考までにこの勧告文を送っております。それから申し入れをされた防衛庁及び文部省に対しても、参考としてこれをもちろんお送り申し上げておりまして、これは文部行政の問題でございますので、私のほうで直接どうこうするというわけにはいかず、われわれとしましては、この事案に対して憲法に違反するのだというところまでしか、先ほど
○上田(明)政府委員 お答えいたします。過日の答弁はいま仰せられたとおりなのでありますが、これはあくまでも法務省といたしましてはいかんともしがたいという意味でございます。これに基づきまして、他のそれぞれの監督官庁がございますが、その監督官庁は、これに沿ってやっていただきたいという意味をもちろん含んでおります。そういう意味においては意味があるわけでありますが、法務省としてはここまでしかできないという趣旨
○上田(明)政府委員 おことばを返すようで恐縮ですが、私は、大臣がこの件に限ってというようにおとりになった、こういう個人的なケースの意味でおっしゃったというふうに理解したものですから、必ずしも私としては大臣と違ったことを言ったとは思っておらぬのです。
○上田(明)政府委員 本件に限っていえば、これは先ほど事実の指摘で申し上げましたが、受験生自体に対する人権侵害で、これは個人として受験をしておるという立場の勧告でありますから、そのほかのことには、この勧告自体は、たとえば委託学生というものには触れておりません。これはあくまでも個人としての資格で受験した人間に対して、こういう差別待遇をしてはならないという意味の勧告文でございまして、その他の委託学生については
○上田(明)政府委員 本日、堀内東京法務局長から東京都立大学学長團教授に対しまして、自衛官に対するいわゆる受験拒否問題について勧告文を出したのであります。概要はテレビニュースあるいは新聞その他で御承知のことと思いますけれども、あらためて概略を申し上げますと、自衛官が受験の申し込みをした、それは受理された。その後学生が自衛官の受験に反対したということに押されまして、大学のほうでは必ずしもそれに、私のほうの
○政府委員(上田明信君) ただいま仰せの二点につきましては、特にこれを指示いたしまして、現地へ申してやります。なお、先ほどの御質問もありましたのですが、私のほうから直接人を派遣するといいのでございますけれども、人権擁護局は人が非常に少ないものでございますから、直接本省からは派遣できませんけれども、あすこの監督官庁である高松法務局というのがございます。高松法務局とも連絡をとりまして、ちょうど検察庁で言
○政府委員(上田明信君) ただいま国会開会中でございまして、人手が非常に少ないものでございますから、法務省からは参っておりません。
○政府委員(上田明信君) ちょっと日にちは忘れましたが――これは調査に着手した日にちはわかりませんが、本年二月六日の徳島県小松島市議会における尾崎市議の発言内容の差別的言辞であるかどうかということについて、これに関連いたしまして、たしか、当委員会であったか衆議院の法務委員会であったか存じませんが、そういう指摘がございまして、ここで二十二、二十七日駒井昭雄さんら六名を逮捕したことがまあ不当逮捕であったかどうかという
○政府委員(上田明信君) お答え申し上げます。 両方とも相談事件でございますが、いわゆる立件事件と相談事件の相違は、相談事件だと、ただ相談に応じて、ほうっておけばそのまま済む、最終の結論は私どものほうで出さないでもいい、こういうような考え方でやっております。立件いたしますと、あと結論として、これは人権侵犯になるとかならぬとか、あるいは告発するとか、勧告するとか、説諭するとか、そういう何らかの行政庁
○政府委員(上田明信君) お答え申し上げます。 泉好枝からの申告の分につきましても、それから川上さんからの人権相談といいますか、申告に対しましても、両方ともいわゆる人権相談として扱っておりまして、人権侵犯事件としては立件しておりません。両件とも相談事件——私たちが申すいわゆる相談のお相手をするという段階のようでございます。
○上田(明)政府委員 排除措置といいますのは、人権侵害が継続しておりますものを、それをなくす。普通の場合でございますと、たとえば公害が続いておる、騒音が続いてみんな近所の人が迷惑しておるというのを、その音を低めるとか、あるいは特殊の時間にその事業をやらすとか、その公害そのものをとにかくとめるというのが、排除措置でございます。つまり言いかえますと、この人権侵害の状態をやめさせるというのが、排除措置でございます
○上田(明)政府委員 大体私のほうは、調査をいたしまして、しかし、その調査につきましては、強制力はございません、すべて任意調査であります。そしてその結果は、大体告発、勧告、通告、説示、援助、排除措置、処置猶予、そういうよらないろいろな措置をとるわけでございますが、このいずれに当たるかということなんですが、これ以外に非該当——人権侵害でないということが一つございます。そのいずれに当たるかということを任意
○上田(明)政府委員 現在まで、防衛庁のほうから、お尋ねの点につきましては、昭和四十四年三月十五日、私のほうで調べてくれという通報があったわけでございますが、御承知のように、憲法は社会的身分等による差別の禁止及び教育の機会均等を保障しておりますし、また、受験を拒否する合理的理由もないのではないかという疑問もありますので、憲法違反、人権侵害の疑いが濃厚であるというので、現在東京法務局において鋭意調査を
○上田(明)政府委員 ハンストは、人の生命にかかわる重要な問題でございます。これは御指摘のとおりでございまして、知事の発言につきまして、その具体的な発言の内容だとか発言するに至ったいきさつ、ハンガーストライキの発生原因、実情、状況、そういうふうな状況を至急調査したいと思います。なおハンガーストライキにつきましては、地元の人権擁護委員などをして宇治田さんに説得させて、こういうことをなるべく中止していただきたいというふうに
○上田(明)政府委員 現在では、地方公共団体から事業費として約一千万円の寄付を受けております。したがいまして、私の知っている限りでは、そういう場合に寄付行為を直接積極的に禁止する規定はないと記憶しております。
○上田(明)政府委員 法律扶助の申請がございますと、法律扶助協会のほうでは、その当該地の弁護士会に連絡いたしまして、適当な弁護士を紹介してほしい、こういうことを言うわけでありますが、その際、申請人のほうから弁護士を特定してやってくれということを言う権利自体はございませんけれども、事情としてそういうことは申し上げることができます。そうしますと、弁護士会のほうでは、なるべくそういうふうに申請人の希望する
○上田(明)政府委員 この問題につきましては、福岡法務局に確かに申し立てがございました。そしてその申し立て書が私のほうに到達しましたのは、この三日でございます。 その要旨を見ますと、九州大学医学部に設けられている油症研究班では、発足当初は皮膚科、眼科、神経科における治療もスムーズであった。ところが、日時の経過に伴なって横の連絡が各科ばらばらになって、患者をモルモットと化している。投薬の方法、薬の説明
○上田(明)政府委員 お答えいたします。 佐世保事件につきましては、その被害状況につきまして医師など約三十名について調査いたしました。大体いま記憶しておりますのは、軽傷七百名ぐらいあるというふうな調査の段階でございますが、なお重傷者が出たか出ないかという問題について調査の端緒も大体つかんでおりますので、なおさらに検討してみたいと思いますので、現在の段階ではまだ結論は出しておりません。